近畿の駅100選
10.稲荷駅
全国の稲荷神社の総本宮である伏見稲荷大社の玄関口として親しまれ、かつ境内や参道と一体化したかのような朱塗りの意匠、そして日本最古の国鉄関連建物(ランプ小屋)が今なお現存する高い歴史的価値を持つ

| 読み |
いなりえき |
| 所在地 |
京都府京都市 |
| 主な特徴 |
・ 改札を出たら徒歩0分!伏見稲荷大社に直結する「朱塗りの駅舎」
改札口を抜けると、目の前に伏見稲荷大社の大きな鳥居と表参道が広がる。大社の玄関口にふさわしく、駅舎やホームの柱、柵にいたるまで「伏見の鳥居と同じ鮮やかな朱色」で統一されており、駅に降り立った瞬間から神聖で非日常的な和の雰囲気を体感できる。
・ 現存する日本最古の国鉄建物「ランプ小屋」の遺構
構内(ホームの南側)には、1879年(明治12年)の開業当時に建てられた、赤レンガ造りの「ランプ小屋」が奇跡的に現存している。これは車両の灯火用(列車尾灯や合図灯など)の石油ランプや燃料を保管していた建物で、国鉄および日本の現存する鉄道関連施設の中で「日本最古の建物」として国の登録有形文化財にも指定されている極めて貴重な遺構。
・ 実は「元・東海道本線」だったという異色の歴史
現在はローカル線の「JR奈良線」に所属しているが、開業当初は日本を代表する大幹線である「東海道本線」の主要駅だった。かつて京都から大津(滋賀県)へ向かう際、当時の土木技術では山(東山)を貫く直線のトンネルが掘れず、山を南側へ大きく迂回してこの稲荷駅を経由するルートが初代の東海道本線として使われていた。その後、大正時代に現在のトンネルが開通したことでルートから外れ、奈良線の駅となった歴史を持っている。
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風景いろいろ
稲荷駅の風景
稲荷駅の風景
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